パリ・オペラ座バレエ団
人生で初めてバレエの公演を観た。
そして、
人生で初めて、スタンディング・オベーションをした。
そう! 心から感動した。
公演は、パリ・オペラ座の「天井桟敷の人々」。本場パリから120名の団員が一挙に来日したとのこと。
実は当初、あまり気乗りがしなかったのだが、わが配偶者が熱心に誘うのと、
チケットの値段が、ナント! 2万5千円だったから、もったいない、いくよ、いくよ。てな程度だったのだ。
ところが、観るとすごい。何がすごい? なんかすごい。
バレエの質も、演劇の内容も、よくわからないのだが、
ともかくすごい。
無理やり理屈をつければ、「これが本物だからだ」。
舞台の上の100人の芸人さんが、隅の方で踊っている、まるで目立たない芸人さんも、
さりげなく道端で弾く、バイオリンも、
超一流なのだ。
「全部が超一流なのだ」。
だから、何もわからない、何も知らない ぼくが泣かされて、
人生で初めて、スタンディング・オベーションをした。
心から拍手し、
心から叫んだ!
「ブラボー!!!!!!」。
本物に会えてよかった。