ヒロシマ・ナガサキ 原爆の日

原爆投下から74年である。

この日になるといつも脳裏をはしるのがこの写真である。

「焼き場に立つ少年」。少年が背負うのは戦災で死んだ弟。その弟を焼き場に背負って来て順番を待っているのだ。

少年の口元を見てほしい。きりっと結んだ唇。それは多分、「弟の死は、御国のためである!」と信じている唇。あるいは、そう信じなければ弟は浮かばれない、と思っている唇なのだ。

これが戦争である。

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