中島飛行機 「制空」
吉原遊郭の原稿、郷土史だよりの発行とバタバタしていてブログをみる時間がなかった。
そして、しばらく郷土史のメールも開いていなかった。
昨晩、受信ボックスを見て、びっくり、「中島飛行機」関係の問合せやら要望やら苦情やらが10通近く。
前回の中島ノートに注目が集まったようだ。(数ヶ月以内に単行本になります)
お便りの主の多くは中島飛行機で青春を過ごした元学徒動員工の方々だ。
返信の遅れを謝罪します。
お詫びに合わせ、こんな物がぼくの手許にある情報もご提供する。
昭和20年8月公開予定だった映画「制空」。
原作・監督=亀井文夫の本格的な劇場公開映画である。舞台は中島飛行機半田製作所。主題歌「制空魂」は作詞・西條八十 作曲・古関祐而 錚々たるスタッフだ。
ロケも同社内だから、昭和20年4月当時の社内が映っている。
エキストラも当時の学徒、女子挺身隊だ。可愛い挺身隊=女子学生の行進も観られる。
内容は、言わずと知れた「戦地は飛行機を待っている。増産に励め!」がベースの国策映画。
だが、亀井文夫は社会派監督だったので、どこか厭戦ムードも感じる。
8月劇場公開予定だったが終戦。当然、お蔵入り。それがなぜかぼくの所に回って来て、フィルムをDVD化したのだ。(金がかかったぞ!)
版権(=大日本帝国)はともかく、所有権はぼくにあるので、ダビングして配布しようと思う。
ご希望の向きはメールでお知らせ願いたい。
送料+ダビング料で1千円。後払いで。
コメント欄は公開されてしまうので、当会HPの「問合せ」からどうぞ。
歴史的映像。大切にしたい。
*写真は映画のトップシーン。飛行機が勇ましく飛ぶシーン。
*2枚目は「彩雲の不時着」。映画とは無関係。