中島飛行機 彩雲の部品が里帰り

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 中島飛行機半田製作所製の艦上偵察機「彩雲」の発動機架覆がなんと、長野県の飯田市で見つかった。それも三浦さんという農家で鶏小屋になっていたのだから、二度びっくりだ。
 半田で昭和19年から20年に造られたことは確かな彩雲の部品が飯田にあった。これはプロペラを廻す発動機を覆っている部分で小さなものではない。少なくとも終戦後、誰かがこっそりと持ち出せる物ではない。

 飯田市三浦さんの好意で、部品はこの5月末、製造元の末裔会社・輸送機工業㈱に無事、返還(?)された。
 輸送機工業では会社をあげての受取り式を開いた。
 受取り式には、同社の社長ら幹部社員、飯田市の三浦さん、半田市博物館長、中島飛行機社員OBら。
 また、長野放送局、中日新聞などマスコミも。
 はんだ郷土史研究会からも、会長、西まさる 他が招待された。

 里帰りか、はたまた66年遅れの納品か、興味は尽きない。

 彩雲の情報、や~い。彩雲の部品や~い!
 何かあったら教えてほしい。

 写真は「不時着の彩雲」=撮影場所、日時など不明。
     と、「発動機架覆」(カウリング)。

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