半田・亀崎 女の夜ばい

 「半田・亀崎女の夜ばい」、こんな俗謡がこの地方にある。この地方というより全国に知られているフレーズだ。

 はんだ郷土史だより5月号にこれを書いたら、思った以上の反響。ご意見やら、情報提供やら、やじ馬的投書やら、それこそ“想定外”のかしましさであった。
 半田・亀崎に女の夜ばいがあったのか、はたまた何かの間違いなのか、まこと興味がつきない。真剣に研究している。

 寄せられる意見の、妙な割合に気がついた。
 「女の夜ばいなど、この地方にない! そんなフシダラな土地と思われたら困る。こんな特集はするべきでない!」というお叱り。

 「おもしろい、おもしろい、もともとも女性は強かった。女の方から誘いをかける文化は昔からあった」と、“夜ばい肯定論”。

 その意見の発信源をよくみると「お叱り派」はこの地方の区長的名士が多い(わかるかな~ 詳しく言えば地域活動などに熱心なボス的な人)。女性は良妻賢母でなければならぬ論者だ。

 反面、「夜ばい肯定論者」はどうやらインテリ層に片寄っているように思える。
 元大学教授、高学歴の旦那さん。そんなところから肯定論が来る。

 むろん、どちらがいいと言っているのではない。
 すべて現在、研究中である。
 次号を乞うご期待!

 

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