城山三郎

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 昨日は「はんだ郷土史研究会」の例会をちょっと中座させていただいた。西尾典祐氏の講演があるということで雁宿ホールまで出掛けた。西尾さんには二葉館を訪問した折には何度も親切に案内をしていただいたことがある。また、昨年の「歩こう文化の道」のイベントの日には忙しい中を豊田佐助邸、春田邸、二葉館や街並みを家内ともども案内してもらった。西尾さんは昨年まで二葉館の副館長として勤めていた。今は中日文化センターはじめ各地で講師として、或いは本来の仕事である作家活動をされている。
 西尾さんの現在の活動の中心は城山三郎の研究である。城山三郎は名古屋市出身の作家で一昨年亡くなった。生前から二葉館には城山三郎コーナーが設けられており、実際に使っていた机などが使用していた状態そのままに展示されている。そのコーナーは西尾さんが中心となって実現したものである。
 つい先日、家内がどこかから城山三郎の「そうか、もう君はいないのか」を借りてきた。TVの番組宣伝などでおおよその内容は知ってはいたが、読んで見た。不覚にもほろっときてしまった。夫婦のあり方について大いに考えさせられたのである。
 西尾さんの講演は「城山三郎・人と作品」という演題であった。私は例会での講座があるので途中で退席した。話は面白そうであった。しかし、半田市長、小中陽太郎さんのお顔もみえたのに参加者が40名に満たなかったのは非常に残念な思いであった。
*写真は城山三郎氏と西尾典祐氏

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