幸せの風を求めて―榊原弱者救済所―  西まさる

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 本が手許に来た。べっ甲亀こと榊原亀三郎の奮闘記である。
 題名は「幸せの風を求めて―榊原弱者救済所―」。版元の新葉館出版さんがつけた。
 ヤクザが慈善事業家に転身して苦労を重ね、それなりに成功し、新しい村を作る話だから、もっと硬い題名が似合うと思っていたら、このやさしい題にやさしい装丁。一瞬、おや! と思ったが一日経つと納得。内容に沿ったいい題名。いい装丁だ。
 おやおや、内容の説明をしなくちゃ。
 一人のやくざが「人間、おっかさんの股座からひねり落ちた場所で一生が決まる」と不条理を感じたことが始まり。
 金原明善と運命的な出会い。さらに山岡鉄舟門下に鍛えられ、人間的に大きく成長する。
 そして、愛知県知多半島の成岩町鴉根の山に差別のない新しい村を建設するために奮闘。全国的な著名人や大臣、高僧も多く登場し、物語を盛り上げる。
 そんなお話です。(画像をクリックしてオビを読んでください)
 乞うご期待。
 書店配本(アマゾンも)は来週中とのこと。お急ぎは「当会関連書籍」ボタンでご注文を。  頓首=西まさる

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