恒例『わが家のお宝展』

ファイル 278-1.jpgファイル 278-2.jpgファイル 278-3.jpg

 年に1回の「お宝展」。
 今年は日露戦争の戦況を伝える新聞社の号外355枚に加え、当時の写真が60枚ほど、それに日露戦争時の軍服、勲章、砲弾などが展示された。
 号外は本美吉朗さんのコレクション。軍服は杉江久男さんの祖父、仲太郎さんの物。
 貴重な品々に来場者から感嘆の声が。

 本美さんの祖父、杉江さんの祖父は共に日露戦争に出征して、軍功をあげて帰還された方。
 お二人とも帰還時に勲章とお金が下賜されている。共に軍曹。下賜金は共に「金参百円」だった。
 当時の300円は今の貨幣価値に直すと、300万円? 500万円?
 こんな下世話な話にも花が咲いていた。

 号外をしっかり読むと、〝日露戦争は負けていた〟ことがはっきりと分かる。
 大本営発表の「勝った、勝った」の戦意高揚報道に国民が騙されていたことが分かり、複雑な気分だ。
 終戦条約を批判する新聞は最終的に「発行禁止」になっている。
 今流に言えば、秘密保護法に基づく報道の規制である。政府を批判するとこうなるのだ! 怖っ! 

 鉄道展は、主に、山本博信さんのコレクションに半田市鉄道資料館の協力の品々。亀崎小学校が作った「鉄道唱歌」も紹介された。
 鉄道グッズに興味のない、ぼくには分からないが、食い入るように見る人の熱心な目が印象的だ。

 豊川市から、彦根市からわざわざご来場の人が。
 鉄っちゃんは凄い。

 当日の『ふるさと講座』はお宝展の流れもあり115名の出席。久しぶりの100人超えだ。
 沼津市の〝沼津史談会〟さんもマイクロバスで10名が出席してくださった。遠路、ありがとうございます。

 写真の講座の壇上は、沼津史談会の井口賢明氏。氏は、日露戦争時の陸軍少将(後に大将)井口省吾の係累。井口大将の話を50分してもらった。井口大将は軍人としてより、陸軍大学校教頭、校長など、教育者として功績があったと習う。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です