楽しい会席 ―料理の三真―
「楽しい会席 ―料理の三真―」という本が出版された。
著者は入口修三氏。日本を代表する料理人という。
ページをめくる。全ページがカラー。見たこともないような豪華な料理が美しい。四季折々の31種類の日本料理。実においしそう… というか気後れするするような会席料理。たしかに食は文化だ。
ところどころにコラム「味なうんちく」。これも面白くおいしい。
「節分は年4回」
「個々専用の箸をもつのは日本だけ」
「井原西鶴の接待料理」
この辺りはしっかりと読まされる。
ところでみなさん、本膳料理の食べ方って知ってる?
①、まずご飯の椀の蓋をとり、椀を持つ。
②、ここで箸を持つ。
③、飯を二口食べる。
④、箸を置き、汁の椀を持つ。
⑤、箸を取り、汁の具を食べ、汁を飲む。具は小さな物から食べる。
このように、飯→惣菜→飯→惣菜・・と続く。
洋食のマナーは案外知ってるいるけれど、日本料理の食礼=マナーは意外と知らない。
これが現代の日本人。…むろん私も含んで。
本はHPで買える。定価2500円=新葉館出版