穏or隠 こんな失敗。

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 半田・亀崎の廻船業、醸造業をリードした伊東七郎衛家がある。
 屋号を「おんじょう丸」という。
 ここは郷土史の宝庫で、当会の「ふるさと講座・4/18」も池上房子、杉浦和子がこの研究発表をする。

 さて、である。
 数年前、この「おんじょう丸」を郷土史だよりで書いた時のことだ。読者という人から電話があって、「穏乗丸」と書いてあるのは何事だ! これは「隠乗丸」だ。おんの字は隠密の隠だ」。
 「こんなことも知らないのか!」と頭から湯気が上がっているような声だった。
 ぼくは素直に「すみません。勉強不足でした」。
 そして数年、今回の池上、杉浦組の研究発表に際し、ぼくはHPにも郷土史だよりにも、ポスターにも、叱られないよう「隠密の隠」を書いたのであります。
 間違わぬよう注意して。
 ところが、同家の資料を見ると「隠」ではない「穏」と記されている。なってこった!
 ああ~ お詫びして訂正します。
 反省~。

*写真は同家の酒「猿若街」の新聞広告。日本初のカラー広告ともいわれている。この「猿若街」の「街」も「衛」との説。今度は匿名電話にだまされないぞ。

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