自転車は車道?歩道?

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 最近、自転車が注目されているとニュースが言っているらしい。しかし、町の自転車屋が繁盛している話は全く聞かない。まあ、それはさておき、主なものは次のニュースである。
安全度の高い子供乗せの付いた自転車は3人乗りを認める。ブレーキのないピスト自転車で事故が多発、摘発される。自転車は車両であるので、これからは法律通り、歩道ではなく車道の左側を走ることを徹底する。
警察も事故を減らすために、いろいろと知恵をしぼっているのは理解できる。法律では時速10kmで自転車を走らせた時3m以内で止まらなければならないと定めている。しかし、このブレーキのないピスト自転車を時速20kmで走らせた実験では18~25m、普通自転車では5.8~6.8mで停止するという結果がでた。およそ3倍である。ブレーキのない自転車で公道を走るのは犯罪に等しい。競輪場で走りなさい。
もうひとつの自転車は車道を走るようにさせるという方針は、今の道路事情を改善しないで実施するとしたら無謀であろう。ヨーロッパ各国のように自転車は車両であることを小さい時から教え込まれ、市街地では自転車が優先であることを自動車の運転者も理解している国とは全ての条件が違っている。
今のまま、強制すれば自転車と歩行者の比較的軽微であった事故が、自転車と自動車での重大な事故に置き換わるだけとなるでしょう。しかし、私は自転車が車道を走ることは賛成である。自転車専用レーンを少しづつでも増やしていくこと。それが落ち着いた街づくりにも役立つと思っている。
*写真は自転車専用レーン(ネット上より)こんなの半田市にないので。

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