閨閥について
鳩山由紀夫氏が民主党の代表に決まった。麻生太郎総理と同様、政界ではすこぶる毛並みの良さを誇る二人である。鳩山家は祖父の一郎が総理大臣であり、曽祖父の代からの政治家の家系である。また、麻生家は北九州おいて石炭で財をなした家であり、総理の母方の祖父は総理大臣吉田茂である。両家とも親戚に名家が綺羅星のごとく並んでいる。
この二家と較べると豊田家の閨閥づくりは控えめな感じである。確かに、一般家庭からすると、かなりの名家との結びつきが見られる。究極の閨閥づくりは天皇家との結びつきだと言われる。また、現在では有力政治家との閨閥づくりも重要らしい。しかし、豊田家にはそれらとの直接の閨閥はない。
企業としてだんだん大きくなった豊田家では、それに見合う企業家の家との結びつきが多い。良い意味で田舎の企業に徹していると言える。豊田家の女性はほとんど外で活躍する方がいない。経営と同じく堅実さを感じる。
だが、ここ数年のトヨタ本体の姿勢はそのことを忘れているように思う。豊田綱領の精神を今一度、思い返してみる必要がありそうだ。世界一の自動車会社は狙うものではなく、結果でなければならない。
少し話が堅過ぎ、反省。