霞ヶ関1ー1ー1
法務省を訪問した。
用件は、榊原亀三郎=榊原弱者救済所=瞠目の社会事業である。
更生保護局も思った以上に積極的で、前向きで、創造性もあった。事務処理能力ばかりが優秀な官僚(失礼!)を想像していたことを謝まらなければならない。
法務省官僚といえば、昔、仲良しの友達がいた。
キャリア官僚なのだが、まったくの私的な付き合いだったこともあり、随分と裏話なども聞いたものだ。
法務省キャリアは変なプライドを持っていて(彼だけかもしれないが)、こんな自慢を何回も聞いた。
「法務省は千代田区霞ヶ関1丁目1番地1号だ」。
それは単に地番だけでなく、「キング オブ 霞ヶ関だ」と言いたいのだ。
「外務省は霞ヶ関2丁目、大蔵省は3丁目だ」と酒の勢いはすごい。
とても霞ヶ関の町内では言えないことを連発していた。
その法務省にきのう行った。
本館は近代的なガラス張り風の16階建て?になっているが、その前の旧館が写真の建物。
その赤煉瓦の建物は贅を尽くした美観と威厳を持ち、さすが「キング オブ 霞ヶ関」の佇まいだ。
写真の塔の2階に大臣室があったという。
明治期の当時のままに再建されたもので無駄遣いとの声もあったと聞くが、文化財の保護に無駄などあろうはずもない。
それは日本そのものの保護に等しいからだ。
本当の無駄使いは何かは、「キング オブ 霞ヶ関」がよく知っている。
但し、言わないけどね。(プッ)