『吉原はこうしてつくられた』 ようやく出版
「新吉原遊郭をつくったのが南知多の人」、を知ったのが平成15年。それをまとめ『知多半島郷土史往来』などで論文発表できたのが平成26年。ここで少し話題になり、単行本にすべく調査を重ねていると、とんでもないものが飛び込んで来た。「陰陽師」である。
吉原遊郭は陰陽師により、陰陽五行の原則にそって造られていたのだ。
町の造りもそう。「見返り柳」もそう。「五十間道」もそう。なんと、あの花魁道中の花魁の歩行法もそうだったのだ。
それを突き止めた。そしてこれは江戸吉原の定説を覆すものだから相当慎重に裏をとった。エビデンスを求めた。
それに3年かかった。
ようやく刊行する。『吉原はこうしてつくられた』(新葉館出版)西まさる著である。
江戸吉原の新しい歴史がここから始まった! と大見得を切っておきたい。
さて、さて。
全国配本は5月23日という。定価1,500円+税