12月7日は「昭和東南海地震」祈念日、12月8日は「天山」記念日。知多半島備忘の日

 12月7日、そして12月8日は半田市にとって忘れてはいけない日です。
 昭和18年(1943)12月8日には、中島飛行機半田製作所で製造した艦上攻撃機「天山」が同工場の滑走路から飛び立ちました。昭和17年8月の地鎮祭から僅か1年半、海を埋め立て、大工場を建て、そこで製造した一番機です。驚きの事実です。
「天山」
 その翌年の昭和19年の12月7日に昭和東南海地震が発生。M8の大地震は戦時中のため隠されていました。半田市だけで死者は188人以上の大惨事でした。はんだ郷土史研究会がその震災当日の体験者500人以上からアンケートをとりました。300の有効回答。その一部です。
 「家屋が波のように揺れ」、「屋根の上の水槽タンクが爆発するように壊れ」、「二階建ての一階がなくなり二階部分が一階になり」、「地割れした道路から黒い水が噴き上げ」、「瓦礫の下から〝助けて〟の声がした」。「道路に多数の屍体が平然と放置されていた」。
そして、「工場の長い廊下に150体もの屍体が並べられ」、「火葬場が間に合わず土葬」、「軍隊式で屍体を何体も重ねて野火に附した」。
半田市新栄町
 上の写真=正面の高い煙突が東洋紡績(今の半田郵便局、半田消防署辺り)。写真の右側が半田市役所。
 これが1944年12月7日の半田市だったのです。
 しかしこの大地震は戦時下だったこともあり完全に隠蔽されていました。今年、隠蔽の蓋を開け、震災の全容が見えたのです。

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