お盆の東名高速で、沼津史談会へ
沼津史談会さんからお声がかかった。
「はんだ郷土史研究会と、その活動」を紹介せよ、とのことだ。
沼津史談会さんは30年もの実績があり、きちっとした組織、計画された行事。会計報告なども聞かせていただいたが、はんだ郷土史研究会とは比較にならない「正規」の会だ。
その会が、わが会に興味を持ったのは、「会員制もとらず、会費も集めず、行き当たりばったりだが、何とか10年も運営している不思議」に違いない。
正規で高禄の武士が、喰うや喰わずの浪人の暮らしに興味を持つようなものと、ぼくは理解している。
しかし、お呼びはありがたい。
ありがたいが、来いという日は8月15日! おいおい、道は大丈夫か!
鉄道を使うのが安全だが、ぼくの講演は「本の行商」でもある。段ボール箱を抱えて新幹線も無理だ。仕方ない車だ。幸い、当会の吉田さんが高級車を持っている。突撃!
人に聞けば、8月15、16日は、「一年で一番渋滞する日だよ。うまくいって、半田から沼津まで5時間。6時間は覚悟した方がいいよ」てな調子だった。
口の悪いやつは、「尿瓶を忘れるなよ」。おいおい。
現地12時集合とのこと。ならばと朝、6時30分に半田を出発。ところが、衣浦トンネルをくぐってから、ぼくがバックを忘れたのに気づき、Uターン。実質、7時を過ぎてからの出発だった。
これはいかん。
祈るように東名高速へ!
ところが・・・・、何だこれは!【写真】
ガラガラ。からがら。気合が抜けるほどガラガラ。
高速道路では120㌔くらいで、びゅんびゅん。何と10時前に沼津に着いてしまった。
ノンストップで3時間以内ということだ。
アテが外れた思いというと、バチが当る。
無事、講演会が開かれた。
「はんだ郷土史研究会の紹介」を吉田政文が30分
「榊原弱者救済所」を西まさるが90分。
意見交換会が30分ほど。
充実の会だった。