カタカナ語
ワープロからパソコンに変えてから10年くらいは経つだろうか。だが、未だにパソコンを使いこなしているという段階にはほど遠い。「次のデータをダウンロードし、インストールした後でプロトコルをよく確認してください」と言われても、何のことことだかチンプンカンプン。パソコンがある一部の人だけが使う道具であった時はそれでもいいと思う。だが、これだけ多くの人が使うようになった現在、もっと分かりやすい言葉を使ってもらいたいと思っている今日この頃である。
カタカナ語はコンピュータの世界にとどまらず、経済用語を初めとして世の中にあふれている。使っている人自身がよく理解して使っているのか疑問に思ったりする。或いは聞き手の理解などはどうでもいいと思って使っているのではないかとさえ思うこともある。横文字をやたらと使うどこかの都知事を思い出してしまう。
「ユビキタス社会の実現のために企業はCEOを中心にコンプライアンスのもとディスクロージャーにつとめアカウンタビリティを忘れず問題のソルーションに近づけることが必要である」と、誰かが実際に言っていそうで、怖いですね。