テレビ塔
昨日、久しぶりに名古屋へ出掛けた。台風の接近で、雨の予報とのことで大きい傘を持っていった。結局、雨は降らず、一度も傘を広げることはありませんでした。しかし、あちこち歩いているうちに、足がだんだん重くなり、傘をついつい杖がわりに使ってしまった。我ながら、年寄りのようだなと笑ってしまった。
名古屋駅を出て、最初にミッドランド・スクエアを見上げた。こんなにまじまじと見たのは初めてである。隣の家の誠くんはほとんど毎週ここへ映画を見にくるのである。暇なのか優雅なのか、「レッド・クリフ」を10回も見たと言っていた。
その後、地下鉄で「栄」まで行った。何度も来ているのであるが、地下街からいったん地上に出て、方角を確かめないと自分がどこに居るのか分からないのである。そして、目的地へは、ここが広小路通り、ここが大津通りと確認しないと、たどり着けないということになってしまう。
だが、「栄」は迷子にならない強力な味方がある。それはテレビ塔である。ちょっと、見上げればテレビ塔が目に入り自分がどこに居るのか分かるという仕組みである。「そんなのは、お前がたんに武豊線でやってきた田舎者なのだ」と言われそうであるが。