保護司に更生保護の話を?
榊原亀三郎翁のおかげで、「弱者救済所」の話をしろというオファが多い。
とても嬉しいことで、大いに亀三郎のセールスマンをしている。
先日、名古屋市緑区の保護司さんの会に呼ばれた。更生保護女性会も合同で100名を超える大きな会だ。
緑区は今、名古屋で最大の人口を抱える地区だ。古くからの住民と、急増した新興住宅との住民とのバランスに、なかなかご苦労があると聞いた。
それにしても、今さらながらだが、保護司さん相手に更生保護の話をするのは辛い。
「そんなことは素人の君に言われなくとも知ってるよ!」という目が時々見える。でも亀三郎の話は「弱者救済」と「更生保護」の話そのもの。金原明善や川村矯一郎を枕にしないと話が進まない。 まったく困ったことだ。
でも、聞き手の事情に合わせ、器用に話を作ることなど、ぼくにはとてもできない。今後とも、亀三郎のセールスマンに徹するつもりだ。