光明寺
先日、粟生(あお)の光明寺(こうみょうじ)へ父の納骨に行ってきた。光明寺は長岡京市にある西山浄土宗の本山である。浄土宗の本山としては知恩院がよく知られている。
だが、地域によっては、西山派の浄土宗が多いところもある。その一つが知多半島である。特に半田市には西山派の名刹常楽寺があることから、多くの西山浄土宗の寺が存在する。また、常楽寺と同じく家康との関係が深い常滑市の正住院も西山派の寺である。
その他、愛知県内では江南市にも多い。山内に八か寺の末寺を持つ尾北の名刹曼荼羅寺が西山派であることによるのであろう。この曼荼羅寺は藤が有名である。
光明寺は法力房蓮生が師である法然ゆかりの地へ創建したものである。蓮生というのは出家名であり、源氏の荒武者熊谷次郎直実と言ったほうが断然知られている。青葉の笛の物語で知られる若武者「敦盛」を討ち取ってしまった為か、親戚との領地争いでの無常を感じたためか分からないが、豪の者直実が粟生の地へ建てたのが光明寺である。
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*写真は光明寺山門から境内を望んだ景色。秋はこれが紅葉の名所となる。