望洲楼

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 めったに行く事のない亀崎の望洲楼さんへ、つい最近二度も行く機会があった。宝くじが当ったわけでもなく、お金をひろったのでもない。皆さんのお供というところでしょうか。
 最初の時は女将さんのやさしい説明付き、二度目の時はご主人の丁寧な案内でした。望洲楼といえば、近在では知らない者がないほど有名な老舗料理旅館です。小高い丘の傾斜を利用して建てられた建物は落ち着いた趣があります。各部屋に飾られた花、さりげなく廊下の横に置かれたお香は訪れた者を癒してくれます。
 福沢諭吉をはじめ望洲楼を利用した有名人は枚挙にいとまがないほどです。私達も敷居が高いのではないかと思い勝ちですが、安価に利用できるプランもあるようです。時には覗いて見るのもいいのではないかと思います。着物姿の女将さんが迎えてくれると思います。
ちょっと、望洲楼さんの宣伝のようにもなってしまいましたが、このような料亭が半田市内からなくなりつつあります。ファーストフードの店や手軽に利用できるレストランは増えています。だが、タマにはお座敷でゆっくりと食事をするのも良いのではないでしょうか。望洲楼さんにも、もう少し努力をしていただくと同時に地元でも大いに利用して盛り立てていかなければならないでしょう。

* 写真(絵葉書)は大正後期の望洲楼全景

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