杉治商会・杉浦治助の潜在的な人気

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 12月例会は「怪人・杉浦治助と杉治商会」を西が講座した。
 全国一の飼料会社の社長で愛知県で一番の高額納税者であった大富豪。数多くの特許も持つ人。半田市ならずとも全国に知られていてもいい人だが、取材を通して感じたことは、「誰もが何となく知っているが誰もが何も知らない男」だった。
 例会での反応をみて、『はんだ郷土史だより』にも書いた。すると多くの人から「へぇ~」という声が届いた。愛知県内はもちろんだが、東京、大阪、沼津の読者の方々からもだ。

 「郷土の偉人として顕彰すべき」という当たり前の声。
 「杉治の経営理念やシステムは現在でも参考になる」という、ぼくには意外な声。
 「PL教団の前身を支えたのは杉治だったのか」という、ぼくにとって「待ってました!」という声。
 「新美南吉との関わりをもっと知りたい」という優等生的な声。
 「治助さんはわが家の近所の人で、子どもだった私には乞食のような風姿の怖い人に見えた」という郷土ならではの貴重な声。

 実に様々な声があり、驚くやら満足するやらである。
 さらに杉治を調べて発表したい。

 写真は12月例会の模様と杉浦治助。

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