正月は陛下の酒で酔いつぶれ
元旦。
いつものメンバーで賑わった。
宮内庁大膳課ゆかりの入口修三さんが持ち込んだ酒は、なんと宮内庁限定品「御苑」。大膳課とはいわゆる天皇の料理番。入口さんは天皇の料理番を平安時代から勤める“四條流”の現在の家元である。
偉いのである。
だから、天皇の酒を呑めたのである。
「御苑」の味は?
聞かぬとも分かろう、高貴なのである。(わかるかな~?)
ともあれ、この酒、あの酒、高級ウイスキー、それに「めったに飲めぬ」高級焼酎も、「いつも呑んでる」も焼酎あった。
そんな環境で呑み助たちが半日。昼前に始まった酒盛りが夕方まで。状況は説明不要だろう。
「おめでとうございます。」
ちょっと悔しかったのは、頂き物の「ドンペリ」。
ん万円もする高級シャンパンである。
「ちょと飲もうか」
「よしよし!」
「のどがスーとする」
まるでサイダーのように一気呑み。
高級シャンパンも三ツ矢サイダーも区別がつかぬ。
感激もなにもなし。
さてさて、こんな、わが事務所の元旦でありました。
*写真の料理は「初雪」入口修三さんの作品。ちなみに昨日のおせちも彼の手によるもの。
そういえば、『忠臣蔵と江戸の食べもの話』の書いた、四條流と包丁式の話に反響多し。
今度、紹介する。