豊田式新型織機・記念碑建立事業 ご意見を聴く会
昨11日『ふるさと講座』の1コマを使い、標題のような会を開いた。
「近代力織機発祥の地」(仮称)記念碑建立事業についての会員の皆さんと意見を交換する会だ。
開いてよかった。
―これが実感だ。
ぼくたち事務局が思っている以上に皆さんの関心が高い。そして熱心にこの事業の推移を見守っていてくれることが、実によく分かった。また、ぼくたちの気がつかない点も教えてくれた。
皆さんはこの事業を自分のものとして取り組んでくれていたのだ。ありがとう!
意外な意見も飛び出し、驚くやら納得するやら。こんなご意見だ。
「石碑は何百年も残る。何百年後に果たしてトヨタは今のまま健在だとは限らない…」
要するにトヨタさんの方ばかり見て「トヨタ賞賛」の碑文に走り過ぎることを危惧するご意見だ。
なるほど。ぼくの頭に中には全くなかったものだ。悪い意味ではなくて、百年後の企業の姿や業態、社名などはすっかり変化していて当たり前だ。
「子どもたちに、この世界的発明の地という誇れる史実を伝える努力と工夫を」。この声が一番大きかった。
そして2番は、「トヨタの意向はどうなのか」という風なもの。要するにトヨタさんのご機嫌を伺いながらでないと潰されるぞ! というご心配だ。
まぁまぁ、そんなに腹の細かいトヨタさんではあるまい。
どれもこれもこの事業を真剣に考えてくださっているからこそのご意見だ。
ありがとう、及ばずとも全力でやってみます。
*壇上は同事業の世話人会事務局メンバー