あわら温泉&東尋坊

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 福井県あわら保護司会の一行が鴉根の救済所跡を見学に来られた。
 あわらは「あわら温泉」。懐かしい所だ。
 ぼくの祖父はあわら温泉が随分と気に入っていたようで年に何度も行っていた。祖父の家(ぼくの実家)は石川県金沢。石川にも全国的に有名な良い温泉が沢山あるのだが、祖父はあえてお隣の福井のあわらに通っていた。贔屓の旅館は「べにや」といった。ぼくも子どもの時分に何度か連れて行ってもらった。
 べにやで一泊、次の日は東尋坊に寄って断崖絶壁の名勝に酔い、参道の店で買い食いをする。ぼくの懐かしく楽しい少年時代の思い出である。

 大人になってからも何度もあわら温泉に行った。大阪時代、金沢に帰省する前日、あわら温泉で泊まり、東尋坊経由で金沢へ。これも常なるコースになっていた。

 半田の住人となってからも一度か二度、あわら温泉に行ったことがある。この頃は貧乏になっていたから「べにや」には泊まれない。「べにや」は同地を代表する高級旅館である。
 「べにや」の前を通り過ぎ、近くのリーズナブルな旅館に泊まった。翌日はやはり、東尋坊ー滝谷寺ー三国漁港ー三国競艇の決まったコースを辿った。

 その「あわら」の保護司会の方々と懇談。懐かしい思い。何とかもう一度、例のコースを辿る旅をしてみたい。そう思えてならなかった。

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