知多の音吉 中島飛行機 例会報告

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3月の例会。あいにくの雨。不思議なのことに例会は164回目だが、雨の日はこれで2回目。誰が晴れ男なのだろう、晴れ女なのか、説明がつかないほどの低確率だ。

そんな雨の中、やはり65名が参加。これは嬉しい。

「中島飛行機半田製作所・学徒動員秘話」を西まさるが、
「素朴な疑問から始まった音吉発見」を篠田泰之さんが。

会場は「中島ファン」と「音吉ファン」で熱気に満ちていた。
篠田さんの発表は新鮮だった。
モリソン号事件で砲撃された音吉を乗せたアメリカ船は軍艦なのに反撃をしなかったのだが、その考えの基にはハリスの思想があったのだ・・というものだ。
うむ、と、うなされる仮説だ。その裏付けも説得力があった。

中島の学徒は昭和20年8月16日「可及的速やかに帰郷させられた」のだが、帰郷のため駅に集まる男子生徒は誰もが敗戦の無念から号泣していた。しかし、女子生徒は駅に来る道すがら、明るい歌声で合唱していた。
単なる性差なのか。
会場の反応も面白かった。

充実した例会だった。

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