遠州人は強盗?

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静岡県と聞いて、皆さんはどんなことをイメージしますか。お茶、みかん、富士山、清水次郎長というのが平均的な答えでしょうか。静岡県のかつての国ごとの特徴をこんな乱暴な言葉で例えることもあるそうだ。「もし無一文になったら、遠江の人は強盗をする。 駿河の人は乞食になる。 伊豆の人は詐欺をする」。
 このあたりにも「横松大工、萩左官、宮津酒六~乙川こじき~有脇どろぼう」というちょっと似た言い回しがある。両方とも仕事と言えば仕事、悪口と言えば悪口である。
 この中の遠江についてだけ、少しコメントをしてみたい。お金をどのように得るかという時に、遠州の人間は、いざとなれば人を襲ってでも実行する決断力があることをこの言葉は意味しているのでしょう。言い換えれば遠州言葉の「やらまいか」精神とも言える。この言葉、知多半島では「やらめいか」と言っているような気がするが、どうでしょう。
こんな精神を受け継いでいるのか、トヨタの祖豊田佐吉、ホンダの祖本田宗一郎、スズキの祖鈴木道雄の織機や自動車関連の創業者はいづれも遠州出身である。また、楽器産業の日本楽器や河合楽器も遠州から生れている。
もし私が無一文になったら、強盗をしようか、乞食をしようか、はたまた人をだまそうか。どれもこれも勇気が要りそうだから、計らずも出来てしまったゴーヤーと曲がったキュウリを食べて生きて行くことを   宣言しま・・・・す。

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